いきいきブログ
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こころのケア

もしもこころを病んだら…?私がまずしていること

子育て中に心身のバランスを崩した!どうしよう…

こんにちは。はじめまして。

筆者は現在一時休職中。家事育児家計管理にフルタイム勤務。そのうえ不眠症で思うように眠れず、息子からの風邪をもらい続け喘息発作を出し…(笑)。あらゆる負荷がかかって精神のバランスを崩しかけたからです。まだ外には何とか行ける、でも日常のふとした瞬間に感情のバランスが崩れる。

しかし今回は私のつらい実体験を話したい、というよりは同じ思いをする人を1人でも減らしたい、そしてもしも心が病んだらどうやって自分を立ち直らせていけばいいのか?を一緒に考える場所になれば良いなと考えています。未熟な点もあるかと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。

行動療法と薬物療法、生活習慣改善をできる範囲で

精神的に辛いときは、行動できなくなることもあります。病院にはできれば行って、日常を耐えるなかで、動けるかな?動きたいかな?と思えたらその心に従って少しずつ行動する、あとは適切な薬物療法や生活習慣改善を行っていく。ベースはここに尽きると思います。

私はいま1歳の息子を育てながら働き、猫2匹を含む一家を支える大黒柱をしています。家事に育児に仕事に…と追われ、夫と家事育児の協力が不十分で、私はもう少しここを改善して欲しい、夫は自分なりにやっていると逆に落ち込み、それを繰り返しているうちにお互いに心を病みました。このままではまずい…自分の状態をたてなおすための休養を取ることに決めました。もともと通っていた精神科に行って、診断書を書いてもらうことに。

私は20代に1度精神を壊したことがあります。その時の経験から、自分のなかにいくつか自分を癒す行動を選択肢として持っています。それが先ほどお伝えした行動療法、例えば私なら家の中でひとりでできることとして漫画をとにかく読む(もっと病むと全然読めなくなる)、お風呂にゆっくり浸かる(YouTubeとか観ながら)、そしてヨガをするということです。どれも子育て中はゆっくりは難しいですが…(笑)。そんな中、今回は先日ヨガに行けた時のことを書きたいと思います。

身体を整える、柔らかくするというイメージの強いヨガですが、精神的には自分の「核」となる部分を外から客観的に観る、「核」の外についたあらゆる汚れを少しずつ取り除く、という…いわば行動療法のひとつです。そのために自分のペースで少しずつ様子を見ながらまずは身体を動かしてみる。もちろん1度行って精神が劇的に回復するわけではありません。しかも、自分の「内なる部分」に目を向けるため、傷口が開いたような感情の吹き出しが見られることもあります(ヨガ的にはこれを良いか悪いか、と判断せずただなるべくみつめる)。けれども、自分の中にある自分を苦しめている原因は何なのか?何を手放せば少しでも明るい方向へ、生きやすい方向へ自分を導けるのか?を何年も続ける中でゆっくりと、しかしたくさんのことを教えてくれたのがヨガでした。

忙しくてひとりで1日10分ほどだけやっていたヨガを久しぶりにクラスレッスンとして受けました。今回の内容はシンギングボウルと言ってお椀のような特殊な楽器を奏で、その振動で心身の微細な詰まりを取るというもの。ヨガと密接に関係している楽器です(宗教的な意味合いは特にありません。音色が心地良いとか、自分が感じるままに感じるだけでOK)。その音色が、自分のつらい心にそっと優しく寄り添ってくれる感覚が今回はありました。そして身体をツイストする(寝転んで片側の腕を広げ、同側の膝をたてて広げた腕と逆方向に倒す)など簡単な動きも身体の微細な汚れを流す手伝いをしてくれました。ただ、今回はレッスンが終わった後に精神的な不安定感がやや増しました(翌日にはなくなった、さらに翌週にはその他の気づきも相まって少し心が楽に)。

もし精神的にかなりしんどくて家から出られなければ、とりあえずYouTubeでストレッチやヨガの動画をみながら一緒にやってみて、身体を少しでも動かしてみる。そして「なるべく動作そのものと、それによる身体の反応」(例えば動きによってどこが伸びているか?とかそれを自分はどう感じるか?など)行動自体と行動による身体の反応になるべくフォーカスする、ということが手軽にできる行動療法なのではないか、と思っています。方法はこれに限らず、とにかくずっと自分の心のしんどい部分を見つめ続けないようにすることが大切です(本当にしんどい時はそれも難しくなってくるのですが汗)。

そして、今回はクラス中にヨガの先生がおっしゃった「周りの人や環境を変えることはできない。だが自分だけは唯一変えることができる。」というヨガの教えのひとつを忘れていたなあ、ということに気づきました。今回病んだのは相手が自分の思うような言動を取ってくれないことに自分が負の感情を抱いたことが原因。私が不満をぶつけてはお互いに傷つくという負のサイクルに陥っていました。常にそうすることは極めて困難ですが、上手くいかないときに相手を変えようとしないこと。もし相手や環境から逃げられるならちゃんと逃げること。以前にも納得していたはずの事柄に回帰していくきっかけをヨガがくれました。

ただ、ここに気づいてからも「それを実践する」という日々の修行はこれから続いていくんだよな、と道のりは長いことを同時に感じたのでした…。