いきいきブログ
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それでも自分の大切な人と楽しく生きたい
こころのケア

ヨガの「気づき」の効果

気づきを積み重ねていくのがヨガ

身体を動かすことで精神的気づきを得られる

こんにちは。今週は精神的にかなり沈んでしまい、外になかなか出られない、かつ何をやることも難しいような状態でした。数日間かけて精神科の病院と、ヨガに通うことを何とかできたような状況の中で、本日ヨガに行って自分の心の中のつらさがスッと出てきた体験などシェアさせていただきたいです。ここに考えをまとめることで自分の精神の整理にもなるかなと思い書かせていただいています。

今まで長くヨガに通う中で、何度も不思議だなと思っていたのが「ヨガで普段動かすことのない深部筋を動かしたり呼吸に注意を払うだけで、何故か精神的or身体的気づきを得て、心が軽くなるなどといった精神的に良好な効果が得られる」ということです。確かにその他の運動をした時でも心がスッキリしたり、一定の良好な精神的影響を受けることはもちろんあります。ただ、継続的に経験してみると、わずかな動きで精神的により直接的な影響が多いことに驚いたことは何度もあります。ちなみに、わけもわからず涙が出るとか、落ち着かない気持ちになったりと、その時々で異なる反応が出ることもありましたが、長期的にみると精神的に必要な反応だったんだと思えるようなことがほとんどでした。

今日ははじめに首の凝りをとるようなワーク(エッグブロックという楕円形のブロックを首の後ろに敷いて、頭を左右にゴロゴロ向けて動かす)の後に、片脚だけ割座をしてもう片方の膝を曲げて太ももを両手で引き寄せるワーク、全身のツイスト(寝転んで片側の腕を広げ、同側の膝をたてて広げた腕と逆方向に倒す)を順にしている最中に、ハッと数日前にあった辛いことが浮かんできました。ただ思い出しただけといえばそのような状況ですが、そこで落ち込むのではなく、冷静に「ああ、やっぱり自分は傷ついていたんだな」と見つめることができました。何故か少ない動きしかしていないはずのヨガの最中に、自分をありのままに見つめて、自然と労われる精神状態が作り出せる。それがヨガのひとつの側面なんだなと捉えています。

自分を見つめる術を知っていても自分を見失うことはある

ヨガで自分を客観的に見つめる練習を、約10年続けてきました。なるべく自分を客観的に見つめて自分の身体と心に注意を払って生きているつもりでいましたが、不眠症を抱えての子育て中、身体的不調、フルタイム勤務といったさまざまな制約の中で自分が病んでいくのをどうすることもできませんでした。ただ、現在自分で自分の立て直しをする中で、この術が自分の大きな柱となってくれているのは間違いないと思っています。このような自分を支える柱となる人・もの・ことがひとつでも多くあれば、生きることが大変ななかでも自分をなるべく保っていけるのではないかと思っています。

現在、私自身はものすごく精神的に波があり、外にも出られないこともあれば何とか出られることもあります。少しでも自分が持ち上がってきた時に、自分を自分で引き上げてやれるように、できる範囲で行動していきたいと考えています。どんな精神的しんどさを抱えている方も、わずかな光が見えた時に自分を自分で思いやってやれる時間が少しでもあれば良いなと思っています。ヨガに限らず、自分がほっとできる時間、夢中になれる時間、好きなものに触れる時間を大切にしていきたいですね。